肌の状態、ニキビの程度および毛穴の開き具合により、治療法を組み合わせます。ニキビは早期治療によりニキビ痕を残さないようにすることが重要です。
●保険で可能なにきび治療
a)抗生物質の外用剤(アクアチムローション・ダラシンTゲルなど)を使いニキビ菌を殺して毛穴の炎症を抑えます。
b)その他の外用剤(カラミンローション・ベシカムクリームなど)を使い皮脂の分泌を抑制、炎症を抑えて治療します。
c)ビタミン剤(B2・B6・ビタミンC)の内服で皮脂の分泌亢進を抑制。皮脂の酸化、炎症を抑えます。炎症後色素沈着を予防します。
d)抗生物質の内服。テトラサイクリン系の抗生物質(マクロマイシン・ミノマイシン)は、ニキビ菌を殺す作用に加え、ニキビ菌の作るリパーゼ(皮脂を分解して炎症を起こす脂肪酸を作る作用がある)を抑えます。マクロライド系(ルリッド・クラリスなど)もニキビ菌を殺して炎症を抑える効果があります。 |